糸島編第二弾です。今回は畠中農園におじゃましました。
糸島海岸沿いの道から大きな坂を上った山の斜面にみかん畑が広がっていました。鹿児島くらい暖かいと言われる温暖で、海の潮風に吹かれて育った畠中農園のみかんは、ぶどう畑創業当初から店頭に並んでいます。
畠中農園では、畠中大助さんと廣子さん母子を中心に温州みかんなどの柑橘類を栽培しています。みかんの香りがフワッと香る風味豊かな“せとか”や“津の輝(つのかがやき)”は今年もぶどう畑で大人気でした。もともとは、大介さんのお祖父さんがみかんの樹を植えて、お母様が引き継ぎ、今では大助さんへと引き継がれています。昔は、温州みかんばかりだったみかん畑も柑橘類を専門的に勉強された大介さんが中心となって今では10種類近くの柑橘類が育てられています。
みかん畑に行ってびっくりしたのが、山のあちこちで鳴り響くドーンという大きな音。これは、鳥を追い払うための警告音だそうです。近年、鳥の被害がとても深刻なものになっているそうです。畑を見学している時もたくさんの鳥、そして鳥に食べられたみかんを目にしました。
他にも、みかん1個ずつに“サンテ”という靴下のような形をした黒い布をかぶせて、鳥に食べられないようにしてあったりと様々な対策が取られていました。トゲがあるみかんの樹にサンテをかぶせる作業はとても大変そうでした。
これからも、畠中農園では様々な柑橘類を出荷してくださいます。温州みかんはもちろん、他ではなかなか売っていない色々な種類の柑橘類を食べ比べて、お気に入りの1品を見つけてください!マリエのイチオシは“せとか”です。清見オレンジやマーコットが掛け合わされているので甘くて味が濃いのはもちろん、香りも良く、皮も薄くて食べやすいのでぜひ来年お試しください。